さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

10/23 大阪日記 初日!!

二度目の大阪は23日から一泊二日で。
前回と同じで、ライブを見るついでに大阪で
観光しようというコースで、連れの会社の人は
自分と同等レベルの面倒がりなので、二人で迷わず
前回と同じ宿への予約を決めた訳で。

当日、東京駅での待ち合わせでいきなり波乱。

八重洲中央口ねー(・∀・)と待ち合わせたのだが、
新幹線の出る15分前に電話が掛かってきて
連れの人は待ち合わせ場所に着いたとのこと。

でも姿が見えない…(´・ω・`)どこどこ。

で、自分は改札の中で待っていたのだが
「今、改札の外ですか?」と訊いたら、外との答え。
ああ、だから見つからないのかーと一度外に出て、
でもやっぱり姿が見えず。

八重洲中央口、工事してるところや柱が多くて、
すごく見通しが悪いので見つからないのかと
近辺をうろうろするが見つからない。

その間も電話をしつづけているのだが、
二人の会話がどうにもかみ合っておらず、
新幹線の時間が刻々と迫ってきた…!!!マズイー!!

出発五分前にになってようやく、ふと「去年の
待ち合わせ場所と同じところで八重洲中央口で」
と言ったことを思い出す。

去年の待ち合わせ場所は改札だったのだが、
結局落ち合った場所は、中の新幹線改札の前だった。

…もしや先刻の問い「改札の中ですか?」は
連れの人的には「新幹線の改札の中ですか?」と
受け取ったか!??

上記の一連の考えが稲妻のように頭を駆け巡り、
「解かりました!!!今、新幹線の改札の外!?」と
訊いたら、そうだとの返答。

その時点で発車三分前になっていて、
急いでJR改札の中に戻り、新幹線口に。

新幹線口も東京駅には数あるが、去年と同じ
新幹線口なら近い…!!

走って新幹線口に着いて、きょろきょろしていたら
連れの人が向こうから走ってきたー!!!

運命の邂逅もかくやという勢いで
出会いを喜ぶ…暇もまったくないままww
真顔で新幹線ホームへひた走る三十路二人。

今回指定席だったから、逃したくなかったのだよ…。
結局発車一分前に新幹線に駆け込み成功。

二人で席に座ってゼイハアしながら、
「もう我々は大阪旅行の気力中の80%は待ち合わせで消費した…」
と呟く、波乱過ぎる幕開けでした。

しょっぱなから不安すぎる展開www

まあともかく、この後は自他共に認める筋金入りの
方向音痴である連れの人を見失いさえしなければ
何とかなるでしょーと、気を取り直して一路新大阪に。

おしゃべりしているうちに、富士山撮影ポイントは
通過してしまい、気がついたら京都とか。


去年は留守番だった兄さんを、今回は連れて行きましたー。
京都通過中。

今回は停車駅の少ない「のぞみ」にしたので、二時間半で
あっというまに新大阪に。近いなー。

しかし高速移動はくたびれるよね…という訳で、
新大阪に到着して早速喫茶店を求めて歩き出す二人。

去年お茶をした喫茶店が、新幹線改札からすぐだったので、
同じ店に行こうと向かったら、駅構内の改装でお店が
消えていた…(´・ω・`)

しかしながらお土産屋さんが軒を連ねる地下街に、
良さそうな昭和喫茶店があるのを発見。

無事にミックスジュースに辿り着きました。


オレンジ成分が多いよ!!

休憩中に今後のプランを適当に練って、明日の帰りの
新幹線は東京着八時くらいにするかと決定したので、
出発前に切符を予約する周到ぶりを発揮。
しかしそれがなぜ待ち合わせには活かされなかったwww

地下鉄で心斎橋まで移動して、そこから徒歩で
四ツ橋に。

去年見て覚えている場所に出たので、あっさり
宿までは辿り着きました。

あいかわらずまったりムードの宿で、受付も簡単だし、
精算も自動精算機でらくらくだし、ココは良い良い。

前払いなので精算機でお金を払ってから、
それぞれの部屋に。

どうせビジネスホテルなんだし、お互いにシングルを
取った方が楽じゃね?という話になって予約したので、
部屋は二部屋。
それぞれの部屋でちょっと休憩してから出かけることに。

ライブ自体は四時半から開始していたのだが、
我々が目当てにしているバンドは最後の方の出演なので、
今回は七時くらいに行けば良いのではという話になり、
とりあえずたこ焼き食べに行く事に。

心斎橋でチラシ配りのお兄さんに、たこ焼き食べたいの
だけど、どこに行ったら良いの?と訊いたら、
関西弁で親切に戎橋の方がたくさんお店があるよと
行き方を教えてくれたー。

こないだも思ったけど、大阪の人気さくだよな…。

しかしチラシ配りの人々がチラシを渡すとき口々に
「違いますか?」と関西イントネーションで言うので
興味深く。
東京なら「いかがですか?」とかだよな。

前回は弾丸ツアー状態で、心斎橋の端っこを
ちょっと見ただけだったので、戎橋とやらについたら、
それが道頓堀の有名なグリコの看板のある橋だったので
びっくりしてしまったwww
心斎橋って隣だったのかwww


兄さんを持ってくれているのは連れの人。
あんまり人が多いので、ココで持ってもらうのは申し訳ないと
言ったら、普段一人で撮り慣れすぎてて今更そんなことは
気にならないとの事wwさすが…。

グリコの人が想像以上に大きかったのでビビリました。
何かテレビとかで見ると小さく見えるのになー。

そのまま戎橋を渡り、右手の大阪松竹座の前あたりに。
松竹座の建物がちょっと建築物として面白く、
しばらく眺めていたのだが、近くに結構美味しそうな
たこ焼き屋さんを発見したので入ることに。

ものぐさで体力ゲージが極端に短い我々は、
中で座って食べられるたこ焼き屋を見逃さないww

お腹も空いたし、二人で一種類ずつ頼んで
半分にしようかと、普通のたこ焼きと北海道じゃがいも
チーズたこ焼きなる謎のたこ焼きを注文。
ついでに珈琲も。

珈琲は全く期待していなかったのに、お菓子に
いもけんぴが付いた美味しい珈琲が出てきた(・∀・)
あっさりした甘みのいもけんぴ(゚д゚)ウマー

しばらく待つと、熱々のたこ焼きが出てきて
当然のように写真を撮る前に食べ初めてしまうのであった…。

普通のたこ焼きも大変美味しかったのだが、
冗談的に頼んだじゃがいもチーズが意外なまでに
美味しかったので笑った。
( 」゚Д゚)」<大阪のたこ焼きー!!うますぎるー!!

二人で、半分くらい食べた時点で
「もう一皿くらいいけるんじゃないか」とか
言っていたのだが、粉物は後から来る…。

結局二皿でお腹一杯になってしまい、お店を後に。
その後はひとしきり戎橋界隈を散策。

驚いたのは、界隈の昭和的喫茶店の多さ。
種類も豊富で、色々なタイプのレトロ喫茶店が、
少し歩いただけでも片手の指では足りないほど
あるので( ゚Д゚)ポカーン

東京ではレトロ喫茶店を一軒発見するのにも
結構な労力なのに…。10分歩いただけで八軒ほど
確認して途方に暮れる。

レトロ喫茶店に無駄にテンションが上がったのを
察知してくれたらしい連れの人が、好きな店に
入ったら良いよと言ってくれて、狭い路地にあった
暗い感じのレトロ喫茶店に。

入ってみると、素晴らしく期待通りに暗いwww
エクセレントwww

狭い通路の店内は、ちまちまとしたサイズの席が
一直線に配置された理想的なレトロ喫茶店

奥の席に座って、紅茶を飲みました。
隣の席で、年配のご婦人がゆったりした関西弁で
おしゃべりしていて良い感じ。

二人でしばしボケーっと時間を過ごして休憩。
しばらくしてから、頃合かなと言うことでお店を後に、
一路ライブハウス方面に。

適当にそこらの細い路地を縫うように進みつつ、
路地の景観を楽しみながらライブハウスに到着。

到着してから、受付のお兄さんに訊くと、
ちょうどお目当てのバンドの一つ前が演奏中。
ナイスタイミングだったのだが、我々はこの後
酷すぎるミスをしでかしたのであった…。

ライブハウス内に入ってみると、ちょうど最後の曲を
演奏している様子。
で、そのバンドが終ったので次のバンドのセッティングを
見ていると、どうやらお目当てのバンドではない様子。

あれー。それじゃ次なのかなーということで、
一度ステージのあるフロアから離脱。

そしたら結局、そのバンドがお目当てのバンドだった
というありえないオチでした…。

三曲目くらいでようやく気が付いた時には
とき既に遅し。

結局半分くらいしか聴けなかった二人、
このために大阪に来たのに何してんだと
猛烈に凹む。

ボーカルの人が、去年見たときと人相がかなり
変わってしまっていたので、準備中に二人して
「この人は違う…」と思ってしまったのだ。

どちらかと言うと、連れの人のほうが熱烈なファンなので、
へこみ具合がハンパなかったのだが、その後で待合スペースに
そのボーカルの人がCDの手売りに現れたのには遭遇できて、
連れの人はすでに持っているCDをもう一枚その場で購入して
サインをしてもらい、おしゃべりも出来たのであっという間に
凹みから立ち直ったww良かったよー(・∀・)

ライブが終ってから、ご飯しに戎橋に戻ることに。
さすがに歩くと結構あるので、タクシーに乗ろうかという話に。
ライブ前に言ったレトロ喫茶店の近くに、良さそうな飲み屋が
あったので、そこに行こうということになったのだが、
確か近くに大きな電気屋さんが見えたから、そこまで
タクシーで行けば良いよねーという結論に。

で、二人で威勢良くタクシーに乗り込み、飲んでも
いないのにライブ後のテンションのまま、口々に
タクシーのおじさんに
「ええと、ヨドバシカメラ!!」
ヨドバシカメラの方にお願いします!!」
と言ったら、おじさんにきょとんとされた。

あれ…?
「ええと、戎橋の近くの…」と言ったら、おじさんに
「ああー。もしかしてビッグカメラ?」

言われて、今度は二人できょとーん。
二人でちょっと考えてから
「あ、そうだ、ビッグカメラだ!!」
「そうだ、あの看板ビッグカメラだった!!」
と口々に言うというwww

我々はもはやダメ過ぎる…という結論に至る。
あまりにも同じ次元でダメ過ぎないか…。

タクシーのおじさんはとても親切で、
ビッグカメラの前で爽やかに下ろしてくれました…。
ダメ三十路ですんません…orz

気を取り直して居酒屋に。
色々ダメだが、道だけは覚えるのが早いので、
無事にお目当ての居酒屋に。

しかしながら満席で残念な結果。
土曜日だし、戎橋の界隈はどこも混んでるなー。

違う店を探そうかと歩き出したら、同じ路地の
小さなおでん屋さんにちょうど空き席が二つあり、
ここにするかということでふらりと入店。

お店の中にはカウンターが五席ほどあり、ひさしの下に
テーブル席が一つ、その横に猫の額ほどの
スペースの小さなカウンターがあり、そこに陣取って
注文ふにふに。

バイトの気のいいお兄さんと、品の良い関西弁をしゃべる
ママさんの切り盛りする小さなお店でした。

最初は始めてのお店で勝手がわからず、
ちんまり二人で座って自分は日本酒を、
連れの人は梅酒を飲んでいたのだが、
おでんのメニューをみて若干驚いた。
何かやたらと安くないか…?


一番安い価格帯が120円とか…。

結構お腹が空いていたので、二人でわさわさと注文。
なんつーか、ものすごい美味しいという訳ではないが、
懐かしい美味しさのおでんであった。


兄さんもおでん食べるかい。

カウンターに敷かれたレース調のビニールも懐かしいww

基本、二人ともそんなに普段お酒を飲まないので、
当初は、軽く一杯ひっかけてご飯を食べて撤収するか
という感じのノリで入ったお店だったのだが、
飲んでいるうちに段々と面白くなってきてしまった。

(※以下の会話は、一枚目のメニュー写真参照)

最初はメニューの表記が変だという話で、
「ひらがなで「おでん」って書いている横にさ、
ローマ字で「Oden」ならわかるんだけど、
いきなり「おでーん」ってローマ字で書かれてもさww」
「「おでーん」は誰用に書かれたんだwww」
などと言っていたのだが、さらにメニューにある
「三色だんご」って何だという話になり、お兄さんに質問。
するとお兄さんの答えは
「人気ないので今はないんですよ~」
もうすでにこの答えで我々は笑っていたのだが、
「この三色だんごは、あの三色だんご?」という訊くと、
「あのおやつとかのアレです。でもおでんつゆに入れると、
白いダンゴは茶色くなって、ずっと入れとくと赤と緑も
茶色になって、結局全部茶色になるんですよ~」
「それはもう、三色じゃない…ッ!!」
「そう、それで人気もないし今はないんです~」

と、まあこんな調子でお店の人が質問に答えて
くれたりするのを楽しみながら、気が付いたら二人で
梅酒の追加注文をしまくっていたwww

結局三時間ほど二人用のこぢんまりカウンターで
店員のお兄さんにくだらない質問などしつつ、
おでんを楽しみながら、くだらない会話を続けて
お互いの言ってることにひーひー笑い続けるという、
傍からみたら完全に陽気な酔っ払い状態に。

とは言っても、我々はThe小市民の見本のような人種なので、
お店の他のお客さんには迷惑にならないように
小さな声で会話しながらこっそり笑い続けつつ飲んでいたのだが、
そのうちにお店のお客さんが一人二人になったので、
お店のママが中のカウンターに座って飲んだらと
誘ってくれて、移動することに。

何か楽しそうに飲んでて良いわね~と言われて、
ひとしきり世間話など。

何だかおでん屋の女将さんと言うより、雰囲気的に
ママさんだよな…と思っていたのだが、訊いたら
「キタで長いことスナックを経営してたのよ」との事。
すげぇ納得。

我々を眺めながら、
「何だか二人とも良く似てるわねぇ」とか言うので、
ちょっと笑ってしまった。
我々二人の外見はどこも似ている要素がないのに、
チームダメ人間と見抜かれたのかwww

最終的にお会計を済ませてから、ママさんが
ご好意でワインを一杯サービスしてくれて、
おまけにつけてくれたチーズもぐもぐしながら
二人で「この店は良いお店だねぇ…」としみじみする大阪の夜。

ちなみにおでんを二人で大量に頼んで、
お酒も結構頼んだのに、支払いは一人頭二千円であった。
どうなってるんだー。

お店を出たのは午前二時頃だったので、
四時間近くもお店に居座ってしまったー。

お店から大通りまですぐだったので、サッとタクシーを
拾えて宿まで。

タクシーのおじさんが我々が話しているのを聞いて
「関東から来たの?」と言うので、そうだと答えたら、
「私の兄貴は千葉に出て、それから20年大阪には
帰ってきませんよー」と明るく言われて返答に困ったりww

ライブに行く前、二人で相談の結果
「明日の朝、10時くらいにロビー集合で出かけよう」と
していたのだが、宿に戻った時点ですでに二時半。

「チェックアウト、何時までだっけ?」
「11時ですね…」
「待ち合わせ時間遅らせようか…」
「10時50分にロビーとかどうですかね…」
「すごく良いね…」

というチームダメ人間の真価を発揮する会話をして、
それぞれの部屋に戻りました…。

今回の部屋は、前回私が泊まったシングルよりも
ちょっぴり広めの部屋でゆったり。

たこ焼きも食べたし、ライブも(微妙に見損ねたが)楽しんだし、
何よりおでん屋さんサイコーだったし、言うことないねーと
思いながらささっと支度して就寝。