さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

「ハチミツパン」 タカセ洋菓子(東京都豊島区) レトローカルパン探訪

会社HPの概要によると、大正9年創業の老舗パン・洋菓子
製造販売のタカセ。

池袋の駅前でレトロな看板に惹かれて店内に入ると、
パンも洋菓子も潔いほどの昭和テイストで圧巻である。

若者が途切れずに行きかう通りに面しながら、
店内には年配の人が多い異空間。それがタカセなのである。

しかし今回は池袋の若者を避け、巣鴨店で購入。
想像はしていたが、年配の奥様方で店内はいっぱいであった。

タカセには魅力的なレトローカルパンが多数あるので、
徐々に紹介していければと思うのだが、
まずは数年前に購入して、レトロパンがいいなと思うようになった
きっかけでもあるパンからにしようと思う。





「ハチミツパン」はミニちぎりパンという風貌と共に、
シンプルさが美味しそうな雰囲気を醸し出していて、
心惹かれずにはいられない一品。

ちなみにパッケージには「ハチミツパン」と書かれているが、
HPとレシートには「はちみつパン」と表記されている。
このレビューではパッケージに準拠する。

パンの風貌にマッチしたシンプルなパッケージは、
オレンジ色のロゴが、ハチミツの優しい甘さのニュアンスを
伝えつつ、パンのこんがりとした色の上では主張しすぎない
絶妙なデザイン。

左下の筆記体のTakaseのロゴが上品で、
パン全体をモダンな印象にしてくれている。



パン自体はハチミツが練りこまれたシンプルなパンで、
パンの上にはけしの実が散らしてある。
ちぎりパンなので、手で簡単にちぎることが出来、
パンの表面は手に吸い付くようなしっとり加減で、
生地のきめがとても細かい。



食べてみるとほんのりと甘く、ふんわりしているが、
噛んでみるともちもちとした食感も。
優しい食感と味にパンの奇をてらわない美味しさが
しみじみと感じられる。

しかしながら、買ってきた初日は上記の通りで素晴らしいのだが、
次の日から急速に水分が失われていくので、
二日目からはトーストにして、バターをちょっとつけたりすると、
新たな食感と美味しさに開眼して楽しいことも付け足しておく。

■ レトローカルパン情報
<商 品 名> ハチミツパン
<製 造 者> タカセ洋菓子株式会社(東京都豊島区)
<購入場所> タカセ 巣鴨店 東京都豊島区巣鴨3-20-16
<購入価格> 170円(税抜)