さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

「バナナクリームロール」 岡山木村屋(岡山県倉敷市) レトローカルパン探訪

岡山でパンと言えばキムラヤとのことで、
代表的なパンは「バナナクリームロール」であるとの情報を得て、
倉敷駅前のローカル百貨店天満屋を訪れてみた。

地階にある店舗はすっきりと小奇麗で、
パッケージングされていない普通のパンも売っているが、
一角は各種ロールパンのレトロパッケージに
びっしり埋め尽くされているという不思議な光景。

まずはやはり人気の「バナナクリームロール」から
レビューしていこうと思う。



明るいイエローとブラウンの二色で、
バナナクリームロールのロゴは可愛らしいが、
垢抜け過ぎない微かな昭和感に好感が持てる。
バナナ横のキャラクターには色々な意味で
心から敬意を表したい。


持って帰ってくる途中で若干つぶしてしまった。

パッケージから出してみるとフワフワなパンで、
手にしっとりと心地よい。



カットしてみると、中にはほんのりと黄色の
バナナのクリームが挟まっている。
多くも少なくもない絶妙な量である。

口に入れてみると、ふんわりとしたパンに
ふんわりと空気が多く含まれたようなクリームで、
口の中でバナナの香りが広がった。
バナナの香りは昭和的香料だが、何故かほっこりと
落ち着く味である。

クリームはチャリチャリと砂糖のざらつきが残るところが
非常に良い感触で、チャリチャリ感を楽しみながら
食べ進める事が出来る。

かなり大きめなのだが、リーズナブルな価格。
すでに50年近く岡山で愛されているらしいこのパン、
これからも色々と変わらずにいて欲しい。


■ レトローカルパン情報
<商 品 名> バナナクリームロール
<製 造 者> 株式会社岡山木村屋(岡山県倉敷市)
<購入場所> 天満屋 倉敷店
        岡山県倉敷市阿知1-7-1
<購入価格> 108円(税抜)