さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

「タマゴパン」 一野辺製パン(岩手県二戸郡) レトローカルパン探訪

東銀座のいわて銀河プラザで購入。
他にも魅力的なパンが多く、迷いに迷って
手始めに選んだ「タマゴパン」から。



いかにも分厚く、大きさの割にはふんわり軽く、
堂々とした一品。人、いや鳥の良さそうな
ニワトリのイラストに心が和む。

そして一見、シンプルなようでいて、
良く見てみると情報量が多いパッケージ。

「タマゴパン ホイップクリーム
「おかげさまで!達成50周年」
「イチノベパンといえば「タマゴパン」と言われるほど
1961年以来、愛され続けている大ベストセラー!!」
「自家製天然種使用」

何気に重要な情報をさらっと詰め込んである。
イチノベパンと言えば、タマゴパンらしい。そうなのか。
またゆで玉子から作られたフィリングが挟まれたタイプの
パンであることを「ホイップクリーム」の絶妙な配置で
やんわりと否定している。

ちなみに何がタマゴパンなのかと言えば、
生地にたっぷり玉子が練りこまれているために、
この名前になったようだ。



パンを見てみると、天面がふわふわと山形になっており、
真ん中にクリームが挟まれている状態。



パンは大変にやわらかく、ふかふかである。
また練りこまれた玉子で生地が薄い黄色に
見えるところも素朴で好印象。
パン自体も挟まっているクリームは口どけ良く、
大きなパンであるが、あっという間に半分ほど
食べてしまった。

クリームはホイップクリームとされているが、
どちらかといえばミルククリームのような
のっぺりとした見た目のクリーム。
爽やかなくどくない甘さである。

パンとクリームというシンプルな構成でありながら、
最後までまったく飽きずに食べ進められる。
その素朴さとまっすぐさが、50年間愛されてきたのでは
なかろうか。

■ レトローカルパン情報
<商 品 名>  タマゴパン
<製 造 者>  一野辺製パン(岩手県二戸郡)
<購入場所> いわて銀河プラザ
         東京都中央区銀座5-15-1南海東京ビル1F
<購入価格> 162円(税込)