さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

「サンドパン」 フレンドリー高橋パン(新潟県十日町市) レトローカルパン探訪


サンドパンというパンの事を知ったのは、
初めて六日町を訪れた時であった。

たまたま訪れた内山パン店さんのショーケースに
レトロなビニールパッケージに入っている姿に
興味を持って購入。

その後、近くの本屋で立ち読みした新潟のローカル雑誌内で
たまたまサンドパンの特集を見かけ、サンドパンなるものが
新潟のローカルパンであることを知ったのだった。

レトローカルパンに興味を持つきっかけのパンであったのだが、
内山パン店では平日のみサンドパンを販売しているので
それ以降、まったく買えないまま今に至る。

土曜も買えるサンドパンを探した結果、
十日町のフレンドリー高橋さんに辿り着いた。

サンドパンはミルククリームを挟んだコッペパンのことで、
新潟のレトローカルパンである。
名前の由来は定かではないとのこと。
一説には昔のクリームは砂糖がじゃりじゃりしていたので、
それが砂(サンド)のようであることからつけられたとの
話もあるようだ。





フレンドリー高橋さんのサンドパンは、
爽やかな水色と白を基本とし、牛の絵が可愛らしい。
一瞬で場を和ませるようなパッケージには、
口を閉じている赤テープが彩りを添えている。

サンドパンのロゴは、かなり主張が激しい書体で
あるにも関わらず、爽やかな色使いによって
おっとりとした雰囲気になっている。



パンははっきりと濃い焼き色で、堅実そうな印象。
切ってみると間にはミルククリームが挟まれている。



食べてみるとパンはふかっと柔らかめで、
優しい味のミルククリームとよく合う。



コッペパンとクリームという単純な組み合わせは、
単純なだけに飽きがちな印象があるが、
このサンドパンの優しい味わいは、もう一口、
さらに一口とパンとクリームの絶妙なバランスと
口どけを楽しみながら飽きる前に食べ終わってしまうのであった。

そのバランスの良さは、日が経つとまた食べたくなる
衝動につながり、ロングセラーとなっていくのであるなと
しみじみ納得出来るパンであった。

■ レトローカルパン情報
<商 品 名> サンドパン
<製 造 者> 高橋パン(新潟県十日町市)
<購入場所> フレンドリー高橋パン
      新潟県十日町市下条2-212
<購入価格> 120円(税込)


お店の外観。


キュートな看板。