さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

カールツァイス Carl Zeiss TERRA ED 8×42 Blue レビュー

バードウォッチングをしてみたいなと思ったものの、
いきなり双眼鏡を購入するのはハードルが高く、
最初は元々鳥好きの父の双眼鏡を借りてみました。

初めて出かけた軽井沢の野鳥の森、
初日は遅い時間に到着してしまって惨敗。
一羽も鳥を見られず。
夏の終わりでまだ樹々の葉が多く、
バードウォッチングに向いていない時期でしたが、
翌日にリベンジ。
ようやくアカゲラを見ることが出来ました。

しかし鳥たちが想定以上にすばやく、
双眼鏡の視界に入れようとしている内に
どこかに行ってしまったりします。

結果として、樹木が多く薄暗い森の中で、
素早く動く鳥を観察しようとしたら、
ある程度性能の良い双眼鏡でないと難しいことを理解。

バードウォッチングは楽しそうだと感じたので、
さっそく我が家用の双眼鏡を選定することにしました。

父の双眼鏡はNIKONモナークシリーズで、
同等位のスペックで購入の検討していました。
しかしその頃にたまたま訪れたバードフェスティバルで、
カールツァイスのエントリーモデルは同価格帯と判明。

実際その場で試させてもらうと、カールツァイス
視界がクリアで明るく、初心者にも扱いやすそう。

ということで、
カールツァイス Carl Zeiss TERRA ED 8×42 Blue」
を購入することに決定しました。





こんなプラスチックのハードケースに入っています。

しばらくバードウォッチングで使ってみました。

重さは690gということで、決して軽くはないものの、
目的があって必ず使うことを前提に持ち運ぶのであれば、
重すぎて困るほどではない重量です。

バードウォッチングの時は両手が使えるようにリュックなので、
その場合はなおさら、重さはあまり気になりません。

手で持って見るものなので重すぎるとブレるかと思いましたが、
長く見ていても特にブレたり、腕が疲れたりするようなことは
ありませんでした。

ボディは防水とのことで、屋外のバードウォッチングで
雨を気にせず使えて良いです。

特にすごいと思うのは、見た目の明るさ。
鳥たちは葉の多い木が好きなので、薄暗い場所が多く、
さらに曇天の日ともなれば、全体的に薄暗く、
肉眼で見ても鳥の名前がわかるような特徴が見えず、
シルエットしか見えないこともしばしば。

そんな時でもさっと双眼鏡でみると、驚くほど明るく
くっきり鳥の詳細を見ることが出来ます。
日暮れ時、黒いシルエットでしか見えなくても、
双眼鏡だと羽根の模様までくっきり。
これにはかなり驚きました。

また8倍はバードウォッチング用に良くおススメされている
倍率だと思いますが、これも正解だったと思います。
8倍であれば初心者でも対象を視界に入れやすく、
かなり遠くの鳥でも、容易に種別が特定できます。

肉眼で種類が確認できる距離ならなおさら、
双眼鏡では、羽根一本一本のふわふわ具合が見えます。


双眼鏡に付属している接眼レンズ部分のキャップはしっかりしており、
一度かぶせれば容易には取れないようになっています。


反対の対物レンズ側のキャップは少し浅めの作りですが、
一度パチリとはめればそこそこくっついている感じ。
我が家ではあまり気になりませんでしたが、
少し取れやすいと感じて嫌な方もいるかもしれません。

どちらのキャップも紐で本体につないでおけるため、
紛失の心配はなさそうです。

付属のストラップはしっかりした作りで、
首に掛けていても負担を感じないようなカーブがついていて、
かなり使いやすいです。

一つだけ残念だったのはエントリーモデルなので
付属のポーチが巾着型の簡単な作りだったことですが、
これは価格を考えれば妥当なのかなとも思います。
もう少し使ってみてから、別売りのケースを購入しようかと。

また、このエントリーモデルは中国製で、
ドイツ製ではないため、その辺りにこだわる場合には
注意が必要です。お気をつけて!

結果として、我が家ではこれが一つあれば過不足を感じず、
バードウォッチングには最適の商品であると感じています。

むしろ、20万円とかする高額双眼鏡は一体どの辺りが
高い理由なのか…気になるところです。
機会があれば試してみたいなと思います。

今後も使ってみて、また違う感想などが出てくれば、
追記していきたいと思います。

※2019.1.9 タイトルと記事内を修正しました

タイトル及び記事内の商品名に誤りがありました。
「TERRA ED 8×24 Blue」としていましたが、
「TERRA ED 8×42 Blue」の誤りでした。
コメントからのご指摘、ありがとうございました。