さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

のんびり京都旅行 初日 2016.9.24

※追記 2019.3
記事内の「迦陵」さんですが、2018年に再訪した所、
お店で働いている方がすっかり入れ替わってしまい、
この記事で書いたような内容のお店ではなくなっていました。
残念ながら再訪することないと思います。
とてもとても残念でした。

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京都旅行のお安い新幹線+ホテルのセットが
あったので、のんびり観光しに出かけてきました。

予約してから毎年恒例の秋桜ラソン
かぶってしまった…と気づいたけれど、
今年はパスすることにしました。
結果としては、9月の東京は雨ばかりの毎日で
全然練習できなかったはずなので、良かったかも。

台風の当たり年でとにかく雨ばかりの9月、
旅行中にずっと雨だと悲しいなと思って祈るような
一週間前でしたが、何とか前日には曇りと晴れの
マークがついて、一安心の出発。
むしろ気温が30度になってて、普通に暑そうです。

7時の新幹線で東京を出発し、
どんより曇り空の中を一路京都へ…と
思っていたら、あれ。

いつも停まらない浜松に停車…あれ。
どうやら予約した新幹線は遅いひかりだったと
浜松に停車してから気が付くあたりどうなのか。

夫は最初から気が付いていたそうで…
でも予約関係は全部私が担当していたので、
東京駅のホームで気が付いた様子。

何度覚えようとしても、のぞみ、ひかり、こだまの
区別がつかないー。

今回はひかりで、浜松や静岡に停まりました。
いつかこの間違いはしそうな気がしていた…。
でもいつも停まらない各駅でのんびりグーグルマップを
見たりして車窓を楽しんだので良しとします。
次回は気を付けよう…。

そんな訳で強制的にのんびり着いた京都は、
天気予報より曇りがちの空で30度ある感じはなく。
しかしちょっと湿気は多い。

かんかん照りよりは過ごしやすく、雨も降らなそう
だったので、とりあえず荷物をロッカーに入れてから
出発しました。

目当てのバス停が分かりずらくてうろうろして
なんとかバス停を発見。

塩小路高倉の市バスのバス停、何故か同じ名前で
二か所あり、しかもそれぞれ結構離れている。
わかりにくすぎる…。

最終的には何とかバス停を発見して、
乗り込めました。
わー。混んでるなー。

まずは下賀茂神社を北上したところにある、
自家焙煎コーヒーのカフェ・ヴェルディに。
一本松のバス停で下車しました。

明るいウッド系の店内、以前に珈琲豆だけ
購入しに来たことがあり、今回はせっかくなので
コーヒーと軽食など食べに訪れました。

ほぼ満席に近い店内、たまたま二人テーブルが
空いていてありがたく。

HPサイトで見て食べたかった、
あんこホットサンドウィッチセットにしました。



ホットサンドの中身が、たっぷりのあんことバターで、
バニラアイスを挟んで食べるようになっています。
さらに求肥入りの嬉しさ。

予想よりパン部分が薄くてパリパリしており、
薄皮たい焼きのような食感。

あんこは、ご近所で以前にわらびもちを食べに行った
ことがある「宝泉堂」のものだそう。
豆がほくほくで甘さ控えめです。

コーヒーはマンデリンにしたら、すっきりした
飲み口であんこに良く合いました。



夫が頼んだのはパストラミビーフとトマト&チーズの
ホットサンドウィッチセット。
こちらも美味しかった。

その後はバスに乗って移動。
途中で乗り換えて、壬生寺道で下車。

最初の目的地は壬生寺
短大生の頃にずいぶん読んだ新選組物の小説、
今も好きですが、京都の史跡めぐりは特にしたことがなく、
今回はちょっとだけ関連の場所に行くことにしました。

壬生寺道でバスを降りてから、
小道を少し歩いた所に壬生寺がありました。
散々文字では読んできたけれど、実際に
その場所に来てみると不思議な感じも。





お参りしてから、境内の横にある新選組関連の
石碑などがある場所に。

入り口の所で新選組モチーフのお土産を売っており、
控えめで可愛かったのでシールなど購入。

お隣の八木邸は奥座敷芹沢鴨が切られた時の
刀傷があるらしいので見学しようかと思いましたが、
いかにも観光地になっていて微妙だったので行かず。
八木家の方が経営されているらしい和菓子屋さんを
覗いてから、次の目的地に。

今回は、高校生の頃に日本史の教科書で見て、
とても好きだった仏像を見に行くことにしており、
続いての目的地は太秦広隆寺

歩いて向かうことにしたのでのんびり散歩しつつ、
曇りがちなので暑すぎずにありがたく。

しかしながら少し湿気が多いので、
途中でジェラート休憩をすることにしました。

夫が探しておいてくれたジェラート屋さんに到着。
なかなか個性的なラインナップで、
どれにしようか迷います。





店内にはイートインコーナーがあって、
イートインの場合は素敵なグラスに
ジェラートを盛ってくれるので嬉しい。

桃とマスカルポーネにナッツが入っている
ダブルにしました。

きめが細かく、どちらかというと固めのジェラートは、
しかしながら冷たすぎないのでどんどん食べられます。
かなり本格的なジェラートで、大満足。
甘さもくどくなく、最後まで楽しく食べられました。
他の味も色々食べてみたくなりました。

休憩の後は、移動の続きを。
少しくたびれてきたので、通りを走る路面電車
嵐電に乗ることにしました。

後ろのドアから乗車して、前でお金を払って降りるタイプ。
太秦広隆寺で下車したら、目の前が広隆寺でした。
あら便利。

立派な広隆寺の門をくぐって境内に。
境内を少し散策してから、霊宝殿を訪れました。

お目当ての「弥勒菩薩半跏思惟像」は、
一番奥に安置されていました。

鳥肌物の美しい仏像で、どこのラインもすっとして
本当に美しく、色々な角度から眺めて楽しく。
出来ることならば背面も見てみたかった。

仏像としての美しさもさることながら、
よくぞこれまで1400年近くその姿を失わずに、
残ってきたなとしみじみ。

霊宝殿には他にも大物の仏像なども沢山あり、
特に不空羂索観音立像はかなりの見ごたえがありました。
見に来た甲斐がありました。

その後は嵯峨嵐山まで電車で移動し、
駅前にあった「London Books」という古本屋で
うっかり京都とは全く関係のない古本購入。
イギリスのお菓子の本、きれいなのにお安くなってて
お得な気分に。

近くのあるイギリスパイを売っているお店で、
おやつのパイを購入してから渡月橋に移動。
渡月橋を見ながらおやつタイムにしました。

しかし初めて訪れた渡月橋近辺、あまりにも
人が多くてお土産屋さんもいかにも観光地で、
近辺を散策した後は天龍寺に。

天龍寺の庭は、禅寺なので整然と簡素ながら
季節の花に彩られた素敵な庭でしたが…
とにかく人が多い。ぐったり。

その後は京都駅まで電車で移動。
一度ホテルに戻り、着替えてから夕飯のために
祇園に移動。

くたびれていたので、ホテルからタクシーに
乗ることにしました。
幹線道路沿いのホテルだったので、外に出たら
一瞬でタクシーが捕まって祇園まで。
ちょっと時間が押していたのが、タクシーが
素早かったので、ちょうど良い時間になりました。
良い判断だった。

今回は夕飯少し良い所にということで、
予約をしていた祇園の「迦陵」を訪れました。

そこまで堅苦しくない和食のお店ということで、
ちょっとだけピンとした服に着替えて行くことに。

お店はとても雰囲気が良く、靴を脱いで上がると
カウンター席に通されました。
このカウンター席、厨房がオープンになっていて
色々な作業が一望できる楽しいお席。
しつらえが良く、掘りごたつ形式ながらも
上品で座りやすい座椅子がしつらえられてて、
とても座り心地良く、落ち着いて美味しくごはんを
食べることが出来ました。

季節のお料理が食べられる13,000円のコースで、
かなりコスパが良い印象。


のどぐろの杉板焼き。
目の前で燻してくれて楽しい!


秋を感じる盛り付け。


秋と夏の狭間でハモも食べられました。


デザートまでしっかり手が込んでいます。

素材がしっかり美味しいことは勿論のこと、
美味しい素材にしっかり手間をかけて、
なおかつ素材の組み合わせで美味しさが
何倍にもなるように考えられていて驚愕。

お料理を作っている方が、どうやってお客様に
美味しく楽しく食べてもらおうかとしっかり考えて
いらっしゃるのかなと思いました。

良い素材や技術をひけらかす感じもなく、
装いすぎず、手を掛けなさすぎず、絶妙な塩梅で
提供される料理の数々で、本当に美味しく楽しい
夕飯になりました。
ここまでとは想像しなかった。

お店で出されてる日本酒が美味しかったので、
どこのお酒か訊いたところ、伏見とのこと。
ちょうど明日、伏見に行こうと思っていたので、
一つ良いお土産が決まりました。

充実の品数ながら、食べきれないほどではなく
お腹いっぱいでお店を出ました。
京都に来るなら毎回寄りたいお店になりました。

夕飯の後は散歩しながら、新選組遺跡第二弾で
池田屋の跡に行ってみることに。
実際の池田屋の襲撃の際には、近藤さんと沖田が
歩いた先斗町の道を歩いて到着。

あれ…この道以前に普通に通っていた道だった。
そして前に本で読んだ時は池田屋跡は
パチンコ屋さんになっててがっかりという話を
聞いたことがありましたが、今は居酒屋チェーンの
はなの舞が「池田屋 はなの舞」というお店を
出しておりました。
どうやら内部は結構造りこんでいるらしい。
前に京都に来た時にも前を通っていたのに、
全然気が付かなかったー。
とりあえず、場所がわかりました。

せっかくなので近くの喫茶店六曜社」に
行ってみることに。
地下の方にしてみました。

かなりのレトロ具合でなかなか良い雰囲気。
ドーナツとミルク珈琲を頼みました。
手作りドーナツ、固めで甘さ控えめで美味しい。



帰りは京阪で七条まで戻り、てくてく歩いて
ホテルに戻りました。

今回のホテルは新しめのホテルなので
綺麗でなかなか良いホテルでした。

テーブルセットもあり、広さ十分。
ベッドも広々。
お風呂とトイレも綺麗で満足。
のんびりお風呂に入って一日目を終了しました。