さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

「メロンパン」 有限会社メロンパン(広島県呉市) レトローカルパン探訪

東京スカイツリーの横にある商業施設の東京ソラマチで、
   地方銘菓の催事があり、購入。

一色刷りのパッケージ、一目見ただけで由緒正しき
レトローカルバンの風格を感じる一品。

メロンの絵、妙に模様が目にちかちかするなと思い、
所々がくるくるしているのはどうしたことだとまじまじ見たら、
「メロンパン」「MELONPAN」「めろんぱん」の文字が
メロンの模様になっていたのであった。
遊び心が憎い。
そしてパッケージの右下の「高級パン」の文字が、
堅実な書体と相まってレトロな雰囲気を醸し出している。

持ってみると、妙に重い。ずっしりという擬音が似合うレベル。
今までの概念からすると、メロンパンは重くはない。
重くなる要素がない、はずなのだが、これは一体。
しかしながら、そもそも普通のメロンパンとは形が違う。
アーモンド形で、カリカリ食感は皆無そうな外見。

いつものようにカットしてみて驚愕。
メロンパンなのに、中にはみっしりとクリームが詰まっていた。
このクリームはカスタード、なのか。
疑問に思ったのは、カスタードのような色なのだが、
普通のカスタードよりかなり薄い色に見える。
バニラの香りはしない。というか、何の匂いもしない。不思議。

食べてみると、外側は通常のメロンパンのカリカリ食感はなく、
通常はカリカリの下になっている本体の部分のような
モチッとパサッの中間的食感。
一番外側はほんのりしっとりしている。

そして大量のクリームはやはりカスタードだった、
と断言するのははばかられる。
美味しくないのかと言えば、まったりしたクリームは
甘すぎず、なかなかの美味しさ。

なのだが、とにかく匂いがないので、カスタード風クリームと言った方が、
差支えないような気がする。
でも、パッケージの原材料名を見たら「カスタードクリーム」と
堂々と書いてあった。
いや、ちょっと待ってくれ。カスタードクリームは一体何から作ったの。
言及しないでくれということなのかは不明だが、
バターではない油脂から出来ていると思われる。

とはいえもしこのパンを子供の頃から食べていたら、
これが普通のメロンパンだと信じてしまうに違いない。
しかし、カロリーについてはあえて言及したくない。

2015.6.10追記
何故このようなメロンパンなのが調べたところ、
関西ではこのような形の紡錘形メロンパンが
1960年頃から作られているとのこと。

地方によってメロンパンの常識は違うということが判明。

■ レトローカルパン情報
<商 品 名> メロンパン
<製 造 者> 有限会社メロンパン(広島県呉市)
<購入場所> 東京ソラマチ イベントスペース「よしもと47シュフラン」内店舗
        東京都墨田区押上1-1-2
<購入価格> 185円(税抜)