さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

鳥日記 2017.2.12 ふなばし三番瀬海浜公園

朝一でイオン幕張新都心の9.1ch音声で
この世界の片隅に」を観た後、ささっと三番瀬に移動。

ちょうど干潮は正午頃で、大潮だったので、
すっかり水が引いた砂地で鳥観察など。

見られるかなと思っていたミヤコドリの姿はなく、
その代わりハマシギの大群を見られました。


あくびしていました。

風がすごく強い日で、浜に降りて撮影してると
カメラが風に吹かれてブレまくるので難儀する日。
風が強く寒かったせいなのか、
浜辺の乾いた砂地で、座っているシロチドリ達が。
おまんじゅうが座っているようでとても可愛い。


もちのようになっていてキュート。


でも、顔が怖い。


風が強い!

あまりの寒さにコートのフードが役立つレベル。
風で耳が痛いよー。

休憩している浜辺の芝生近辺はなぜか海寄りほどは
風が強くなくて、何とかお茶など出来ました。
頂きもののベーグルをおやつに食べてとても美味しく。

風によるブレであまり良い写真は撮れませんでしたが、
のんびりとバードウォッチングが出来た一日でした。

香港観鳥旅行記 4日目・最終日 2017.3.20

最終日は…ついに…晴れた!!
今頃晴れても遅いわー!!

残念ながらの最終日、せっせとお土産をスーツケースに
詰めて、チェックアウトに。

全く並ばずにさくっとチェックアウトできました。
ホテルの方は皆親切で、良い印象しかないホテルでした。
次回もここに滞在したいなー。

来るときに利用した、シャトルバスに乗って九龍駅に。
行きより道が空いていたので、かなりさくっと到着。
座席は狭いですが、無料でとっても便利でした。

駅のカウンターでチケットを購入。
空港までのんびり向かいました。

今回、帰りの飛行機の時間は午後二時に出発の便
でしたが、どうせ空港でお土産を買ったりするので
余裕を持って三時間前に到着。

ちょうどチェックインが始まっていたので、
ささっと荷物を預けてしまい、身軽になってから
空港内でご飯にすることに。

今回のラスト點心。


マーラカオとカスタードまん。


香味野菜の肉団子。


そして最後にしてうっかり間違って
鳥の足が乗っているご飯を頼んでしまった!
おおお…!

チャレンジしてみましたが、
いかにも鳥の足でした…。見た目が怖すぎた。
夫が頑張って引き受けてくれました。
申し訳なかった…。

ご飯の後は、空港内をぶらぶらして過ごしました。
色々なお店があるので、なかなか楽しく。

最後にパンダ缶が可愛かったので、
クッキーをまとめ購入。



飛行機は時間通りに出発して、
遅れなどもなく無事に成田に到着しました。

第三ターミナルからほど遠い滑走路着陸したので、
バスで滑走路を疾走してターミナルに向かえる
おまけつきでした。
夜間の光る滑走路は美しい。

荷物もさっと出てきて、ターミナルから
車を預けたサンレッドガレージに電話。

歩いて10分のガレージ、到着するとすでに
車は外に停めてあって、すぐに引き取れました。

スタッフの人がとても親切で、第三ターミナルから
近くて便利なので、LCCの時はまた使いたい
駐車場でした。

お馴染みの酒々井PAで夕飯を食べてから
帰宅しました。

バードウォッチングは天候のせいでいまいちでしたが、
また行ってリベンジしたいところです。

香港観鳥旅行記 3日目 香港湿地公園&米埔(Maipo/マイポ) 2017.3.19

3日目は少し電車で足を延ばし、バードウォッチングの
一日を予定していました。

しかしながら、かなり朝から雲が厚く、
天気予報も雨マーク。

本来であれば天気の良い日に臨機応変
観察に出かけられれば良かったのですが、
今回は中国との国境付近に位置する野鳥保護区として
有名な米埔(Maipo/マイポ)を訪れる予定でした。

米埔はWWFが管理をしているため、一般の人が
自由に出入りすることは出来ず、WWF香港のサイトで
ガイドツアーに申し込んだ場合のみ入れるように
なっています。

ガイドツアーは広東語と英語の二種類ありますが、
英語は日程に限りがあり、今回の旅程では
19日の日曜のみ開催とのことで、日程はあらかじめ
決まってしまっていたのでした。

朝の出発前に、前日に夕飯を食べた金華冰廳を再訪。
売れ切れで前回食べられなかった菠蘿油にリベンジ!!

朝の店内は激混みで相席が基本。
中国からの観光客らしきカップルの横に収まって、
広東語おばちゃんの威圧をかわしながら注文。
朝からMPをガリガリ削られる。


でもなんとか希望通りに来たよ!!


メロンパン的なパンに、バターが挟まっていて
溶けたバターがしみて美味しい一品。
これは次回はあちこち食べ歩いてみたい。

しかしながらお会計は自分のテーブルナンバーを
会計のおばちゃんに告げなければならない様子。

おばちゃんに怒られながら、もはやレジに
山積みになっている注文票から自分の物を探し出し、
それを突き出すという荒業に出ざるを得なかった。

ギギギ…広東語め…。
いつか絶対、広東語で注文できるようになってやるぞ…。

気を取り直して駅に向かうことに。
米埔のツアーは午後三時からだったので、
午前中からお昼過ぎまでは、米埔の端の方に位置する
「香港湿地公園」を訪れることにしました。

地下鉄の太子駅から乗車。
地下鉄の赤いライン「茎灣線」でまずは美孚駅まで。
「西鐵線」に乗り換えます。
乗り換えは駅の中を広い通路を使って移動できて楽々。




電車内の表示はわかりやすい。



美孚から電車に20分くらい乗ると天水囲駅に到着。
構内のライトレールの駅に移動します。
バスっぽい座席の路面電車でした。


ライトレールが来たー。


心配していた支払いも、オクトパスカードで大丈夫。
乗車時・降車時にホームにある機械にタッチする
方式でした。超便利。


湿地公園駅に到着。
ちょうどこの頃から雨が本降りになってきました…。
天気予報が外れてくれればと思っておりましたが、
香港の天気予報は優秀でありました。とほほ。

あまりに雨が凄いので少し駅のベンチで待ってみましたが、
まったく止む気配もないので歩き出すことに。

駅からは少し歩いたらすぐに到着。
入り口で入場券を購入してから中に。


かなり立派な展示・学習施設も併設された入口の建物。
中にはフードコートもあります。



事前のネットなどの情報からは、そんなに野鳥がいるという
情報もなかったのですが、人影まばらな園内には
大雨にも関わらずちらほら野鳥の姿が。
しかし大雨すぎてカメラが持てないー。

園内にいくつか建っているハイドに向かうことに。
ハイドも野鳥好きの好事家のおじさん達が居るだけで
大変に静かでした。


クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)
Black-faced Spoonbill

見てみたかったクロツラヘラサギは、意外とあっさり
ハイドから見られた!

大きなへら状の嘴を泥の中に入れて、一心不乱に
餌を食べておりました。なかなか変な顔。


ソリハシセイタカシギ(反嘴丈高鴫)
Pied Avocet

ちょっと遠かったですが、特徴的な嘴がキュート。

ハイドの先客は年配のおじさまばかり。
皆さん静かに見ているので、一緒にひっそり観察&撮影。

そのうち、おじさんの一人にかなり広東語なまりの
英語で話しかけられ、聞いてみるとボランティアの
ガイドの方とのこと。

クロツラヘラサギの羽根が一部綺麗なゴールドに見えるのは、
繁殖期だからと教えてもらいました。
その他、香港の野鳥のことなども。
でも…ちょっとかなりアクセントが独特で、
聞き取り率は低かった…でも野鳥愛にあふれる親切な方でした。

園内の道や植物はかなりきっちり整備されていて、
自然感は少ないものの、タイミングが良ければ
野鳥も結構見られるのかなと。

しかしとにかく、雨の日はしんどいです。
晴れの日推奨。


ハイドの外観。


アジアマミハウチワドリ(褐頭鷦鶯) (…かと思われる)
Plain Prinia

ずいぶん待って、かろうじて捉えた一枚。

しばらく散策してみましたが、雨にやられて退却。
お昼ごはんを食べることに。


フードコードでサンドイッチとカレーを注文。
何やら乾いていそうな見た目の微妙なサンドイッチが
出てきましたが、食べてみたら意外といけてました。
カレーは香辛料が強めで、少しタイなどのテイストが
入っている一品。やたら牛肉がごろごろ入っていて
食べごたえがありました。
どちらも悪くなかった。

そろそろ時間もなくなってきたので、米埔に移動することに。
タクシー乗り場とかあるかなと思っていましたが、
特に見当たらず。

仕方ないのでタクシーが拾えそうな場所までちょっと
歩いてみることに。

しかし近隣はやたら無機質な超高層マンションが林立して
いるものの、何故かやたら人影がまばら。
どちらに行ったものか…とうろうろしつつ、少し人がいる
場所に出てきました。

道行くタクシーが散見されたので、出たとこ勝負で
捕まえてみることに。

広東語が通じないので、メモ帳に大きく「WWF 米埔」と
書いて、タクシーのお兄さんに見せたら通じました。
若いお兄さんだったのでちょっと英語出来るみたいで
助かったー。

タクシーはあっという間に高速にのって進むこと40分ほど。
お兄さんの運転、急ブレーキ急発進だったので酔いつつ、
そしてお兄さんは微妙に道を間違えつつも、何とかWWF
事務所前に到着!!

運転はともかく、とてもフレンドリーなお兄さんで
料金をぼられもせずに辿り着けました。

しかし辿り着いたWWFの受付は、謎の芳香剤の匂いが
ものすごく、車酔い&芳香剤臭のダブルパンチで
すっかりグロッキーに。

そして表にあるお手洗いは汚いです…とほほ。

かなり期待してきた米埔でしたが、結果としては
あまり鳥は見られず。
いや、鳥は確かに居るは居るのですが、
特に香港でなくても見られる鳥が多く、
ちょっとがっくりでした。
原因が時期なのか、天候なのか、時間なのかは不明。

英語ツアーに参加した人々は総勢20人弱でしたが、
完全に多国籍軍
しかしその中で望遠レンズのついたカメラを持った人は
ヨーロッパ系の女性一人のみで、その他の人々は完全に
バードウォッチング初心者でした。

ガイドのお姉さんは一ヶ所に留まるよりも、
幅広くあちこち移動する感じで、鳥の出現を待てず。

ツアー中、米埔の管理敷地内に入る寸前の池で、
アオショウビンを発見したのが今回のハイライトでした…。


アオショウビン(青翡翠)
White-throated Kingfisher

そして手前に鳩がずーっと止まってて、
アオショウビンの顔が見えずにがっくり。
無念…。

さてそんな米埔ツアーの詳細はと言えば、
時間にすると三時間強ほど。
まずはWWFの受付の建物を出て、左手に進み、
米埔の入口方面に移動。

途中、すでに溜池などの畔などに野鳥が多くおり、
観察しながら入口まで。




入口横の案内板。

入口は小さな木のゲートになっていて、実際には
誰でも入れてしまうレベルですが、勝手に入ると
罰金を取られるとのこと。

入口からの道は両脇が溜池や水路になっていて、
出会った鳥を観察しながら進みます。

途中、大きめのハイドがあるので、そちらで
かなりの時間を取っていました。30分くらい。


ハイドの中。

その後はハイドを出て、さらに奥まで進むと、
米埔の資料館的な建物が。
トイレがなかったら困るなーと思っていましたが、
ちゃんと水洗のトイレがありました。
WWFの受付横よりだいぶましなトイレでした。



少し休憩したあと、さらに奥に進んでから
池の中にボードウォークがある道を進みます。





少し雲が晴れてきて、国境の向こう、中国の深圳の
高層ビルが見られました。





鳥ではなく、牛がのんびりしていた。



夕方になって増えたサギ達。

元の道戻り、ゲートを出て、WWF受付前に戻って
ツアーは終了。

ちなみにずっとザーザー降っていた雨は、
ツアーの最後の方でようやく止みました。

さてここから近くの駅まで行くにはどうしたら良いか
受付の人に訊いたら、自分で電話をしてタクシーを
呼べとのこと。
そんな明らかに広東語できないと詰む方法だけとは…
もはやずうずうしく交渉して、何とか広東語で受付から
電話してもらえることに。

でも結果として、他のツアー参加者が先に電話しており、
近辺の呼べるタクシーがなくなったとのこと。
うわーい。

仕方ないので近くのバス停まで歩くことにしました。
結果としては、一番近いバス停までは速足で歩くと
約20分くらい。近くて拍子抜け。
のどかな田舎道で、米埔の中より沢山鳥がいました。
でもすでに五時を回っており、バスの運行状況なども
全く分からなかったので、とりあえずバス停に。

バスはバス停に到着するとほぼ同時に来ました。
どうやらかなり頻繁にバスが来るようで、
近場の上水駅に行くには苦労なさそう。

これならば日時が決まっている米埔の中に無理に行くより、
米埔の周辺を自由に行き来している鳥を見に、
上水駅からバスで来て、ぶらぶら鳥を探して歩く方が
良さそうだったような気も。
アオショウビンが居た池、まだ米埔の中じゃなかったしなー。

路線バスはかなりちゃんとした大型バスで二階建て、
乗るときに料金を払うシステムで、バス停に貼ってあった
停車場案内に料金が書いてありました。
上水駅まではかなりの停車場数だったので、時間がかかるかと
思いきや、結構なバス停が誰も乗らない&降りないが続き、
30分もかからないで上水駅に到着しました。

上水駅は中国の国境から近いため、中国からの買い出しに
来たと思われる人々が大きな荷物を持って行き交う町でした。

上水廣場という大きなショッピングセンターが駅前にあり、
その中に入っていたチェーンのご飯屋さんに入ることに。
大快活というお店でした。

壁に大きめの字でメニュー掲示されていて、
写真付きで超分かりやすい。
そして注文に毎回四苦八苦していることから、
夫が注文したいものを写真に撮ることを思いつき、
それを見せながら入口の受付のお姉さんに注文。
そしたらスゴイさっと注文が通ったー!!ナイス!!

くたびれていたので広東語と格闘せずに済んで一安心…
と思っていたら甘かった。

このお店のシステム、入口で注文はすぐに分かる。
そして注文するとなにやら変なプラスチックを渡される。
フードコードなどで渡してもらうブザー的な…?
と思いながら、適当に開いている席に。

どうやらこのプラスチックを持っていると、
おばちゃん達が場所を把握して、注文した商品を
持って来てくれる…のか?

と思っていたら、通りかかったおばちゃんが
何やら広東語で言いながら、プラスチックを
テーブルの上のプレートの上に移動。



どうやらこのプレートの上に載っていないと
作動しないシステムということらしい。
良くみたらちゃんと英語で書いてあった。

そしてしばらくしたらおばちゃんが料理を持って
やってきたものの、またなんか広東語で言ってるー。
なんか怒ってるー。

うーん、良く分からないけど、他のテーブルを見ると
レシートも一緒に置かれている。
もしや料理とレシートは引き換えなのか。
財布からレシートを出したら正解でした。
うう…。なんか負けた気分だ。





ちなみに私の注文した豚と鳥のチャーシュー丼は
美味しかったですが、夫の注文した
ボーヂャイファンは微妙でした。あちゃー。

上水駅からは、電車一本で旺角東駅まで。
しかし電車は結構混んでいて座れず、歩きすぎて
痛む足をじたばたさせつつ何とかホテルに。
疲れた…。

しばしホテルでぐったりしておりましたが、
最終日なのでもうひと頑張り。

尖沙咀の駅まで行き、マークス&スペンサーの
小さめ店舗で追加のお土産など購入しました。

悪天候に加えて、タクシーに乗らねばならなかったり、
お目当ての鳥はあまりみられなかったり、
急遽ローカルバスに乗らねばならなくなったりと、
想定外盛りだくさんの一日でしたが、
何とかなって良かった良かった。

次回の参考にしようと思える出来事満載で、
勉強にもなった一日でした。

香港観鳥旅行記 2日目 九龍公園&太古&中環 2017.3.18

ホテルのキングサイズベッドは広々していて、
寝心地良く、爽やかな目覚めの2日目。

せっかくなので朝から九龍公園にバードウォッチングに
出かけてみようということで、早めの起床&支度で
地下鉄に乗って尖沙咀まで。

朝の九龍公園は太極拳をする人々の他には人も少なく、
のんびりとした気分で散策開始。




公園から巨大マンションが見える。


東屋から胡弓の音色が聞こえたり。


南国っぽいお花もあちこちに。

いきなり樹々に見たことのない鳥達がいて、
テンションが上がる二人。
あちこち歩き回って、沢山写真を撮れました。


コウラウン(紅耳鵯)
Red-whiskered Bulbul
尻尾の付け根が赤くてとてもかわいい。
香港では街中でもあちこちで見かけました。


クビワムクドリ(首輪椋鳥)
Black-collared Starling
ちょっと顔が怖く、衝撃的ににぎやかな声。


シキチョウ(四季鳥)♀
Oriental Magpie Robin
ちまちましててかわいい色合い。


シロガシラ(白头鹎)
Light-Vented bulbul
なぜかじっとしていておもちみたいでした。


おじさんがやっている餌を食べていた。

そろそろ撮影を終了しようかというタイミングで
バラバラっと雨が降ってきたので、撤収することに。
一度ホテルに戻って撮影機材を置いてから、
本日は中環周辺の観光に出発です。

その前にホテル横のショッピングセンターにある
飲茶屋さんで点心朝ご飯を食べてから出かけました。

まずは地下鉄を乗り継いで、香港島側に移動。
太古駅まで。

駅からほど近い所に、大きな複合マンションがあり、
なかなか良い写真が撮れるという情報があったので、
行ってみました。







おお。外から見てもなかなか。
撮影ポイントを探してうろうろ。

住民の方にお邪魔にならないように静かに撮影など。
いかにも香港のマンション感が溢れる写真が撮れて
とても楽しく。

有名なポイントなのでかなり観光客の人が
来てましたが、みんなひっそり撮影しておりました。


マンションのポスト。衝撃の戸数。

満喫したので、中環経由で上環駅まで。
西港城を目指してテクテク。



1906年に建築された香港でも最も古い建物の一つで、
現在中にはお土産屋さんや布屋さん、レストランが
入っているビル。

ちょうど小腹が減ったので、一階にある「満記甜品」という
甘味屋さんに入ることに。




美味しそうな甘いものがたくさん!

お汁粉が美味しそうだったので注文。
広東語のおばちゃんと格闘することしばし。
広東語…チキンにはつらい。

チキンは押しに弱いので、おばちゃんたちが間違った
注文認識をしても、訂正するのが難しく感じるのですよ…。
夫が助け舟を出してくれて何とかなりました。
とほほー。

そして出てきたお汁粉が…。


混沌という言葉が似つかわしいビジュアル。

ちなみに混沌は夫が注文した
ゴマと小豆の蓮の実入りお汁粉。


私の注文した杏仁とゴマの白玉入りお汁粉。

二人ともあったかお汁粉にしました。
ちょっと曇りで肌寒かったので程よい温かさ。

かなりさらっとした舌触りで、甘さは控えめ。
とても美味しい!

今回の旅行ではお汁粉はここでしか食べなかったので、
次回行ったらもう少し色々な種類を制覇したい。

おやつの後は、お向かいにあったバスや電車のグッズを
売っているお店をのぞいたり、お土産買ったりしてから
再び散策に出かけました。



途中、ガイドブックで見た雑貨屋さんに立ち寄り。



しかしお店の中は一人通るのが精一杯の
狭い通路の両脇に品物が山積みで、
完全にカオスな雑貨屋さんであった。
お店の若いお兄さんが英語出来て助かった。
でも可愛いニワトリの柄のお椀とレンゲを
見つけて購入。

中環の中心部に散策しながら戻り、
郵便グッズが売られているらしいポストショップ
中環本局店に行ってみることに。

売店ではグッズの他に記念切手なども売られていて、
お土産に小鳥柄の記念切手を購入しました。


切手の自動販売機がレトロ。

そして今回の旅行のメインイベントの一つ、
マークス&スペンサーでお菓子と紅茶を買いまくるべく、
中環の大きな店舗に立ち寄ることに。

地下の食品売り場、なかなかの広さです。
嬉しいな~!

ミニカートを押しながら、どんどんお土産購入。
お目当ての紅茶、ケーキ、クッキーはなかなかの品揃え。
ジャムもお目当ての銘柄がありほっくほくの買い物になりました。

もはやほぼ値段を見ないで、好きな物をどんどんカートに。
結果、二人で10,000円くらいの食品を買い込みました。
満足満足。


紅茶など。


クッキーとケーキ。


ジャム!

歩き疲れたので、ホテルに戻る前にお茶と軽食など。
中環駅から歩いて数分の場所にある「翠華」に。
店内は二階もあって広々。席もそんなに狭くないし、
メニューも写真入りでとても見やすい。
香港版ファミレスみたいなお店でした。




可愛い顔の書かれたカップにミルクティー
練乳がかかったバター付きパンと、香港ではメジャーと
噂に聞いていたマカロニスープを注文。


マカロニスープ、見た目は大変に微妙です…。

が、食べてみたらかなり美味しい一品。
薄味のスープにもちもちのマカロニが入っており、
ハム、目玉焼き、高菜がアクセントに。
かなり優しい味で温かいのでほっこり。

この日は歩きすぎてとても疲れたので、
ホテルに買い込んだお土産を置きに戻り、
その後はホテル横のショッピングセンターを散策。

ショッピングセンターの中には、日本の食材を多く
取り揃えていることを売りにしているスーパーが
入っていて、ビールなど購入。

そして夜食に買ったマレーシアのカップヌードル


まずスープの色がヤバい。
そして香辛料の香りがスゴイ。

見た目通りに超絶辛くて悶絶するヌードルを食べつつ、
ビールなど飲んでのんびり部屋で過ごしました。

香港観鳥旅行記 初日 旺角&油麻地 2017.3.17

数年前に一度訪れて以来、
すっかり気に入って広東語を習いに行ったり
旅行に行きたいな~と思い続けていましたが、
ふと思い立って調べてみたところ、3月の連休を利用すれば
結構お安く行けて、普段の国内旅行とそんなに変わらない
金額なのではと発見した昨年末。

二回連続で参加した富山の魚津マラソン
今年はパスさせてもらって、香港旅行をすることしました。
どうやら香港には日本にはいない鳥も多数生息しているらしく、
早々と香港の鳥図鑑など買って準備をしておりました。

しかしながらずっと鳥見で終わってしまうのも寂しく、
2日半ほどの自由時間に、1日はがっつり鳥を観に出かけ、
その他は観光しようという事に。

夫が綿密な予定を立ててくれて、何とか仕事も納め、
金曜日に出発。

今回はLCCの飛行機とホテルのセットをExpediaで予約。
Jet Star初利用となりました。

AM8:35成田出発だったので、近隣の駐車場を探したところ、
LCC発着の第3ターミナルまで徒歩で10分という好立地の
サンレッドガレージを発見。

LCCの早朝便対応で6時からオープンしているとのことで、
電話予約しました。

当日は朝の4時起きで支度をして出発。
無事にちょうど6時を回ったところで駐車場に到着。
ホームページに大変に分かりやすい場所の説明があり、
ターミナルまでの徒歩経路は動画で説明している
至れり尽くせりっぷり。

駐車場のおじ様達は丁寧で感じよく、
事務所で料金を支払ってから出発。
帰国時に税関を抜けたら、出庫準備するので電話するようにと
渡された預かり票は、裏側に分かりやすく電話番号記載。
良く出来てるなーと感心しながらターミナルに向けて
歩き出しました。

早朝の寒さの中歩くこと10分弱。
あっというまにターミナルの入り口に到着。
成田空港のLCCターミナルまでの遠さはメディアでも
散々取り上げられているので、あまりの近さに拍子抜け。
これは、多少駐車料を取られても車の方が便利だー。

そんな訳で二時間以上前に到着したので、
ささっとJet Starのカウンターでチェックイン。
オンラインチェックインを済ませていたのて、
スーツケースを預けるだけでした。

しかし機内持ち込み荷物は厳密に制限があり、
少しでもオーバーすると持ち込めず、検査も厳しい
というようなネットでの話があったので、
特にカメラが大きい夫は戦々恐々としながら準備を
進めていたのに、何故か全く大きさも重さもノーチェック。
後々同じ便に乗る人々を見ても、明らかに大きさも重さも
規定を超えているように見える人々もおり、
大変に不思議でした。

※帰国してからネットでさらに調べましたが、
非常に厳しく調べられたという話しか見つからず。
なぜ何も言われず、検査もされなかったのか
今もって不思議。

大きそうな手荷物の人々は、一様にJet Starのロゴが
入ったタグをつけてあったので、何か調べられたようなのに、
なぜ我々はスルーだったのか…二人の総合意見としては
どう見ても大きさがパスしているので、調べるような
対象にならなかった、という結論。

ともかくささっと荷物を預けられたので、初めての
第三ターミナルを探検しつつ、フードコートで朝ご飯など。

第三ターミナル、想像よりさらにこじんまりしており、
コンビニ、食品のお土産屋さん、バッグ取り扱い店の他は、
フードコートで終了でした。
第一、第二を知っていると驚きの少なさですが、
そもそもLCCの性質から考えると妥当な規模なのかも。

保安チェックが混んでそうだったので、
少し早めに検査場に。
検査場は問題なく、イミグレーションもささっと。
今度は搭乗ゲートが遠いのかなと思っていましたが、
特にそんなこともなく。
機内に飲み物を持ち込んでも問題ないようだったので、
自販機で水を買ってから搭乗しました。

心配していたLCCの座席、通常のエコノミー席と
広さなどは変わりがないようで、全く問題なく。
しかし座席の作りがチープなので、後ろの人の膝が
ちょっと前の席に当たっただけで、すぐ分かる薄さは
事前情報通り。
でも特に問題なく、無事に香港に到着しました。
朝早かったので、ひたすら寝てたら着きました。

出発が押していたものの、途中で取り返したようで
予定より少しだけ遅れての到着になりました。

香港は日本より一時間遅いので、行きは得した気分。
現地時間の13:30すぎに着き、スーツケースもすぐに
出てきました。
もっとも乗ってきた機材はすぐに引き返す予定と
機内アナウンスで言っていたので、預け入れ荷物は
すごいスピードで下ろされたに違いない。

さて、市内に移動です。
預け入れ荷物の引き取りをして出口で出るとすぐに
エアポートエクスプレスのチケットカウンターが。



香港国際空港から市内への移動手段はバスや
普通の電車もありますが、大きいスーツケースを持って
分かりにくい移動は嫌だったので、エアポートエクスプレスを
利用することにしました。

初めて利用しましたが、かなり便利でした。
空港の乗り場もすぐ近くだし、車内も綺麗で空いてるし
ホテルまでの無料シャトルバスもあったので、
お手軽でした。

2人用のグループチケットがお得という事で、そちらを購入。
カウンターにパンフレットがあったので、指差し購入。
ついでにオクトパスカードも購入しました。



ちなみに預け入れ手荷物引き取りの出口からすぐの
チケットカウンターは混みまくってましたが、
空港内にはチケットカウンターがいくつかあるようで、
少し離れたカウンターは全然空いてました。ありゃー。


こっちは空いてたー!

現金の換金は、今まであまり良く考えずにお手軽に
成田空港で換金したりが多かったのですが、
今回、以前の香港を訪れた時よりだいぶレートが上がっていて
少しでもお得な方法をネットで事前に調べました。

どうやらクレジットカードのキャッシング機能を使って
香港のATMで引き出しをし、帰国したら次の日に返済、
が一番お得とのこと。

初めてキャッシングをしてみましたが、香港の空港にある
銀行系ATMで難しくなく香港ドルを下ろせました。
返済をしてくれた夫曰く、返済もATMで簡単だったとのこと。
便利でお得なので次回も使っていきたいところです。
でも引き出しの度に手数料が掛かってしまうので、
我が家はなるべくカードを使うように心がけて、
結果的には二回の引き出しで済みました。

私がチケットカウンターに並んでいる間に、
夫が現金をATMで下ろして来てくれたので、
その現金でエアポートエクスプレスのチケットを買い、
電車に乗車。


綺麗な車内。


九龍駅の改札。

九龍駅で無料シャトルバスに乗り換えました。
乗り換えの表記、分かりやすくて無事に乗り場に。
K5系のバスで、ホテルに向かいました。

今回予約したホテルは「Royal Plaza Hotel(帝京酒店)」で、
K5系無料シャトルバスで三番目に降車すれば良いとのこと。
やってきた無料バスは小さめの乗り合いバス的なもので、
想像通りの超絶運転で出発。ブレーキとアクセルを何故に
そこまで踏み込むのか。

とはいえ、道は混んでいましたが30分程度で到着し、
ホテルのエントランスからロビーに。
大きいホテルとは聞いていましたが、ロビーも広くて立派。
従業員の人もフレンドリーな感じ。
ちょうどチェックイン時間の15時に到着となりました。

ホテルの口コミをあちこち見て決めたホテル、
チェックイン・アウト時にやたら待たされることを除けば
良いホテルという評判だったので、チェックインは覚悟して…と
思ってカウンターに向かったものの、すぐに順番が来て拍子抜け。

今日から予約してます~と言ってパスポートを見せると
かなり手早く確認してくれて、すぐに手続きに。
このホテルはデポジットを取るので、クレジットカードで決済。
(帰国してすぐに明細確認しましたが、デポジットの跡形もなく
問題なく返金されていました。)
カードキーを受け取ってすぐに終了。10分もかからず完了しました。

待ち時間が長すぎてクレームでも発生して改善したのか、
たまたま空いていたのかは不明。
ともかく全く待たずにチェックイン完了してお部屋に。

香港のホテルは狭い部屋が多い中、かなり広めのお部屋という
評判通り、キングサイズベッドの広々したお部屋でした。
スーツケースを二人で広げても余裕。


窓からの景色。

窓際はソファーになってて、テーブルと椅子も。
お風呂もかなり広く、のびのび入れるサイズで、
ちゃんとシャワーブースが分かれていて使いやすいタイプ。
お湯の熱さも水圧もばっちりでした。







部屋のWi-Fiも無料でスピードも悪くなく快適。
テレビもホテルの専用メニューから天気予報がすぐに見られて便利。
NHKもBSが映りました。

少し荷物を広げて休憩してから、
せっかくなので遅いお昼を食べに行くことに。

ホテルが大きすぎて出口を見失いましたが、
何とか脱出すると、直結の大きなショッピングモールに。
飲食のお店も入っているようなので、後で探検することに。

とりあえずはローカルな点心のお店を目指して、
旺角の街中に。

夫が沢山調べてくれた今回の旅行のご飯屋さん、
一軒目は地下鉄の太子駅から徒歩5分くらいの
「一點心」にさくっと到着!!



ネットでは行列必至との情報でしたが、ものすごい
中途半端な四時半くらいという時間帯だったため、
待ち時間ほぼ0でした。

お店のお母さんと目が合ったので「二人」と言ったら、
英語も併記されてるメニューを持たされて、
ちょっとだけ外の椅子に腰かけましたが、
すぐに店内に。

中途半端な時間なのに、店内はしっかり埋まっていて
人気店の雰囲気。

外の椅子でそれなりにメニューを見られて、
何とか注文。
注文は紙に鉛筆で書く方式で、大変簡単でありがたい。



ちなみにお茶は有無を言わさず謎のお茶が
入ったマグカップがどーんと届きました。
謎の味で何茶かよくわからない。

しかしながら届いた料理はなかなかのもの。









・蓮の葉蒸し鳥そぼろおこわ
・チャーシューミニパン
・揚げパン巻腸粉
・香味野菜入り餃子
マーラーカオ

上記、五品にしました。

特にマーラーカオはふかふかの蒸したてが届いて、
見た目は日本でもよく目にする状態なのに、
味と食感は全く違いました。



ふっわふわなので口でほろーっと溶けるし、
味も甘さはかなり控えめで少し塩気が。
あまりに美味しくて一瞬で食べてしまった…。
また食べたくなる味でした。
どれもみんな美味しかったので満足!

ご飯の後は、散策に出かけることに。
映画館と映画グッズのお店がある場所まで、
てくてく散歩しながら移動。

Broadway Chinemathequeという場所で、
行ってみたらびっくり。
この世界の片隅に」の大きな垂れ幕が!!



3月末から香港でも公開になるようで、
その宣伝の垂れ幕。
ひとしきり撮影などしてから、映画館に併設の
本屋さん&雑貨屋さん&カフェのようなお店に。
かなりオシャレな雰囲気。

本屋さんで香港の水鳥の本を発見。
ネット見かけていて欲しかったものだったので、
購入することにしました。

その後は油麻地のマーケット付近を通り抜けつつ、
おやつを食べに移動。

義順牛奶公司は牛乳プリンで有名なお店とのことで、
ワクワクしつつお店に到着。
牛乳プリン好きなので楽しみ…と思っていたら、
お店のメニューに英語表記なし!

おおお…。有名店と聞いていたので油断しておった…。
お店の広東語バリバリのおばちゃんに威嚇されつつ
(たぶん本当はされていないが)、頑張ってメニューを
読みましたが、無理でした…。

本当は二種類のプリンを食べるはずが、
広東語オンリーのおばちゃんとの戦いの結果、
牛乳プリンとホットチョコレートが届いた!!!
アイヤー。



牛乳プリン、素朴な味で美味しかったです。
暖かいと冷たいを選べるとのこと、
今回は冷たいのだったので、次回は暖かいも食べてみたい。

ちなみにホットチョコレート
熱々で美味しかったです…。

お茶の後は、近辺の散策などしてみることに。
やはり日本のオタクカルチャーはそうとう香港で
人気のようで、信和中心というビルにはまるで
中野ブロードウェイのようにフィギュアやアニメ関連の
お店がひしめき合っていて、お客さんもごった返して
おりました。
しかしながらほぼ日本製の物ばかり置いてあるので、
あんまり香港感がなく。

適当に見て、そろそろビルを出ようか…としていたら、
ちょっと気になるディスプレイのあるお店を発見。

すごい可愛いフィギュアというか、人形を発見。
ねんどろいどに近い等身で、顔は小さめ。
髪が植毛でものすごく細かく結ってある。
また目が嵌め込み型なので、良い表情。
衣装も布で、装飾品も細かくとても綺麗。

どうやら京劇の衣装とキャラクターのようで、
セットになっている二人も。
どの子もなかなかの可愛さ。





なんだかすごく高そうに見えるが、値段は
ディスプレイには表示されておらず。
そもそも売っているものなのだろうか。

凄い高かったら買えないし、非売品かなーと
お店の近辺をうろうろすること数十分。
お店のレジの付近、棚の上の方をよく見てみると
どうやら人形の箱的なものが積んであるのを発見し、
勇気を出してお店の人に訊ねてみることに。

外のディスプレイの人形、いくらですか?と
英語で聞いたら、お店のお兄さんはそれなりに英語を
理解してくれて、一体200ドルとの返答。
おお。予想より安い。これは欲しい。

お店のお兄さんにへどもど説明して、何とか希望の
四体を出してもらえました。
わーい。これは嬉しいお土産。

しかしどうやら長く売れていなかったようで、
箱が埃っぽくなっており、帰宅してから開封したら
顔がちょっと汚れてしまっておりました。
でも誰が監修したのか、作ったのか全然わからないが
異様にクオリティが高い。不思議。
帰ってきてからネットでかなり調べたんですが、
作っている会社とかの詳細、良くわからず。
これ日本でも人形劇が好きな層に良く売れそうなのになー。











こちらは覇王別姫の二人。
お化粧も装飾も素晴らしい。







こちらは良く分からないで見た目で買った二人。
調べたら武帝と衛子夫だった。
衛子夫がちょっと憂い顔なのが良い感じ。

この後はローカルスーパーの「Park'n Shop」を
散策して買い物をしてから、夜食を食べに
香港式の喫茶店「金華冰廳」に。

こちらは絶対広東語だけだろうと思っていたが、
案の定怖い顔の広東語おばちゃんだけである。
しかしこのお店の「菠蘿油」というパイナップルパン
(日本のメロンパン的なパン)にバターが挟んである物を
食べたかったので、頑張る。

しかし夜遅かったので、すでに売り切れと言われて
がっくり。朝来ないとだめなのかー。





仕方なくフレンチトーストと牛肉麺にすることに。
香港式のフレンチトーストはこんがり揚げてある。

怖いおばちゃん達だが、フレンチトーストを
持って来てくれると「これにはシロップかけて食べなね!!」
みたいなことを言ってくれて、怖いけど親切なのだった。



一緒に頼んだ奶茶、香港ではメジャーな濃いめの
ミルクティーは、カラフルな柄のカップに入って
出てきた。かなり濃い目。

結局夜遅くまで近隣で遊んでしまったので、
10時近くにホテルに戻ることに。

次の日も早く起きる予定だったので、
光の速さで支度をして就寝しました。

私的「この世界の片隅に」記録




昨年2016年11月に公開された長編アニメ映画
この世界の片隅に」は、これを書いている今も
絶賛公開されております。(2017年2月22日現在)

映画のパイロットフィルムを作るための
クラウドファンディングに参加したことから、
不思議と他人事ではなく、おこがましい言い方をすれば、
まるで自分が制作に携わっているかのような気持ちで
行く末を見守ってきた映画が、公開から数か月を経ても
まだ劇場にポスターが貼られ、なおかつあちこちのメディアで
日々取り上げられたりしている様子を見ていると、
とても嬉しく、ほかほかした気持ちで毎日を過ごしている昨今。

原作を読んだきっかけは、当時勤めていた会社の社長に、
「面白かったから読んだら」と渡されたからでした。

2009年当時、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を
受賞したというニュースを見てタイトルは知っており、
作者のこうの史代さんの作品も「夕凪の街桜の国」を
読んでいたことから知っていたため、
すぐに読んでみたところ、かなり衝撃を受けました。

戦争の時代を生きた当事者ではない作者が、
この物語を描き切ったことがまずは衝撃で、
物語の完成度も非常に高く、緻密に細部まで
調べられた当時の時代考証に基づいた物語には
リアリティがありました。

押しつけがましいことは一切ない物語が、
それゆえに訴える力を持っていると感じられ、
万人受けするとは思えないけれども、
それでもこれだけの漫画は、もっと広く世間で
読まれたらいいのにと感じる読後でした。

その頃は身近な友人におススメするくらいで、
その後は本棚の片隅に時々読み返す漫画として置いておくに
留まっていたのですが、それからずいぶん経った2015年、
ネットの情報でアニメ映画を作るためのクラウドファンディング
するという話を知り、気になって詳細を見てみることに。

今回のクラウドファンディングで集めるお金は
映画全体の制作費としてではなく、
すでに出来上がっているシナリオ・絵コンテを元に
次のステップに進むため、パイロットフィルムの
制作に使うとのこと。

片渕監督のことはその時点ではほとんど知らず、
それでも映画制作にまつわる情報から垣間見える人物像は好ましく、
どんなことをしてでも映画を完成させたいという情熱は
伝わってきました。

それならば本当にささやかではあるけれども、
クラウドファンディングに参加して応援したいと思い、
開始とほぼ同時に申し込みをすることに。

しばらくしてから開催された制作支援メンバーミーティングでは、
パイロットフィルムが公開され、少し出来上がってきた冒頭部分を
一足先に観られて感動。もしこの映画が、このパイロットフィルムの
クオリティを保ったままで完成したら、えらい映画になると思いました。

すずさんからの手紙という企画もあり、
時々、まるですずさんの直筆かと見まごうような
完璧な雰囲気の印刷と演出で届いた葉書を読みながら、
すずさんと友人になったような気分になり、
折々に届く制作支援者向けのメルマガから
映画は粛々と制作が進められていると知ることが出来ました。

公開初日となった、2016年11月12日。
twitterなどの情報から、公開一週目の動員数は重要らしいと
知ったこともあり、初日にご近所の映画館に。

原作の世界そのままの世界が、色を持ち、奥行きを持ち、
音を、広がりをもって、そのまま映画となって存在する
奇跡のような完成となっていました。

何か映画について語っても、あまりに映画が圧倒的な
力を持っているため、言葉では語りきることが出来ない、
語るほどに言葉は陳腐に感じられてがっくりするような、
そんな映画でした。

これほどまでに素晴らしく出来上がった映画だけれど、
果たしてどのくらいの間、映画館で観ることが出来るか…と
懸念していましたが、徐々にメディアへの露出もあり、
SNSの口コミでは観た人々の熱い感想があり、
観客動員数も伸びて行く様子はただ嬉しく。

そして2017年1月にはキネマ旬報ベスト・テン
日本映画作品賞を獲得。
素晴らしいタイミングでの受賞で、上映館数も伸び続け、
まだしばらく映画館での上映が続いていきそうです。

映画のエンディングロールについては、
クラウドファンディングの参加者が3000人を超えていたため、
全員を載せることは難しいのではと思っていましたが、
本編と分けて作ってありました。

自分の名前をかなり頑張って探しましたが、
一回目は見つけられずにしょんぼり。

でもパンフレットを購入して帰ったら、パンフにも
きちんと載っていて、自分の名前を見つけられて感動。

すぐに二回目を見に行って、今度は無事にスクリーンで
見つけることが出来ました。
素晴らしい映画の片隅に、自分の名前を見つけられて
本当に幸せでした。

ここから先は、ちょっと想定しなかった出来事も。

公開初日に映画を観に行ったことをFBにポストしました。
友人は少ないですが、普段アニメに興味がなさそうな人にも
情報として少し届けばいいな、くらいの気持ちでした。

すると、一週間くらいしたらFBにダイレクトメッセージが。

FBで友達になっている、幼馴染みのお母さんから
映画を観たよという内容のメッセージでした。

自分の行動が、誰かを動かすこともあるのだなと、
ちょっと衝撃でした。
とても良い映画だったとの感想で、嬉しく思いました。

たまたま年末実家に帰省した際、父にその話も含めて
一連の話をしたところ、父からどこで観られるのか?と
まさかの反応。

普段もちろん父はアニメには興味はなく、
まさか観に行ってくれようとするとは思わずに
話していたので、これにも驚愕。

たまたま実家の近くの映画館では年明けに公開だったため、
場所と上映時間を教えると、本当に観に行ってくれました。

父と同じアニメ映画を観て、話をする日が来るとは。
ほっこりしながら父と映画の感想のおしゃべりをすることが
出来ました。

さらには、会社の同期入社の同僚が、クラウドファンディング
参加していることが分かったりしてお互いに驚愕。

先週は、イオン幕張新都心の9.1ch&大スクリーンで
三度目の鑑賞をしてきました。
片渕監督が現地で調整した音声で、さらに映画の世界に
奥行きが生まれてとても良かったです。

まだまだ上映が続き、沢山の人々に「この世界の片隅に」が
広がればいいなと思っています。

鳥日記 2017.1.14 明治神宮

前週に明治神宮でバードウォッチングをしたところ、
かなり森も深く、鳥の種類も多いようなので
今週はルリビタキのオスが出てくることもあるらしい
御苑を訪れてみることにしました。

先週とは逆の正面側からアプローチ。
明治神宮の敷地内、明治神宮文化館という建物には
軽食コーナーがあって、山菜そばとカレーを
食べてからいざ御苑に。

御苑の入り口までお正月ムード満点でたくさん人が
いたのに、一歩御苑に入るとまるで別世界のようで、
のんびりとした雰囲気。

樹木も多く、これは期待できそう。
入場料は500円でした。

手を入れるところと、適当に遊ばせておくところが
混在しているため、鳥達も住みやすそうです。

池は大半が凍っていて、その上をいきなり
キセキレイが歩いているのを発見。
つるつる滑る氷の上をせわしなく歩きながら、
何か食べ物をついばんでいる様子。





早歩きでつるつるしているので本当に可愛くて
無駄に沢山写真を撮ってしまった。

苑内にはヤマガラの姿が多く、かなり近くまで
やってくるので不思議に思っていたら、
どうやら餌付けをしている人々がいるらしい。

それで全然人を意に介さず、というか、
むしろ人を見つけると寄ってくるらしい。

植栽の陰にはアオジさんが多く、
シジュウカラの姿も。
池の奥の木にはカワセミも見えました。

なかなか種類が多く楽しいなーと思いながら
清正の井戸の方に歩いていると、
途中の藪と広場が混在している場所で、
大きなカメラのバーダーさんがカメラを
構えているところに遭遇。

何かいるのかなと思っていたら、
ルリビタキのメスでした。
おおお。先週は一瞬で逃げられてしまったけど、
今回はすごいサービス。あちこち歩いたり、
杭の上に止まったりしてくれて撮影し放題。



お腹がふっくら丸くて、つぶらな瞳で
とってもかわいい。



さらに苑内を散策していると、いきなり視界に
パッと鮮やかな青い色が飛び込んできて、
目の前に止まった小鳥はルリビタキのオスでした。

本当に目の前に止まったので驚いたー!
ちょうど少し明るく、開けた場所の木の止まり、
ばっちり撮影出来ました。



意外と長くサービスしてくれて、近場の二か所目の
枝にも止まってくれた後、パパッと飛び去って行きました。

二人ともかなり良く撮影出来たのでほっくほく。
その後も再度苑内を一周して、かなり冷え切って
御苑を後にしました。

文化館にあるレストランでお茶休憩など。
とても寒かったので、ぜんざいがあったかくて
美味しかったです。

お目当てのルリビタキに遭遇&ばっちり撮影で、
本当に楽しい一日でした。