さまよえる膵炎人

膵炎とそれなりに楽しく暮らす人の日々雑記

能動的な人生初の登山 「丹沢・大山」 2016.10.22

我が家で登山に挑戦してみようブームが到来。

小学生の頃に遠足で筑波山に登ったことと、
中学生の頃の修学旅行で磐梯山に登ったことしかなく、
今回が人生初の能動的な登山という事に。

我が家は形から入る系なので、アイテム集めから開始。

靴…以前に雪用に買ったトレッキングシューズあり

服…バードウォッチング用の服を転用
  不足分のソフトシェルジャケットなど購入

リュック…バードウォッチング用を転用



カリマー karrimor セクター25 sector 25
仕切りが上下に分割されているのでカメラの収納に便利
荷物もごちゃごちゃになりません。

ストック…初心者は必須らしいので購入

ブラックダイヤモンドのウィメンズトレイル BD82330にしました。
Amazonで評判が良く、色が良かったので購入。

という感じで意外とバードウォッチングの
アウトドアアイテムが転用できたので、
張り切って出かけることにしました。

行先は丹沢山系の大山にすることにしました。
標高は1,252mとそこまで高くなく、
途中までケーブルカーがあることから、
体力に合わせてコース調整も可能。

大山が好きで何度も登っている夫の母も
一緒に行くことになりました。

今回は母はバスで、我々は車で行き、
現地で待ち合わせ。

麓には市営の駐車場があり、第一と第二があります。
第一の方がちょっと下の方ですが、
第二はすぐに埋まってしまうようなので、
第一と第二の間にある私営の駐車場もおススメ。

先に到着していた母が偵察してくれていたので、
空いている私営駐車場に停めました。

かなり人気の山のようで、かなりの人出。
準備体操をして早速出発です。

まずはお土産屋さんや飲食店が並ぶ
参道の小道の階段を登ります。
階段の段数、結構多いのでなかなかの運動。

階段コーナーをクリアしたら、普通に汗だくでした…!
準備している時は寒さを心配していましたが、
登り始めると予想より暑いことが判明。

参道の先は、「女坂」と「男坂」に分岐していて、
名前の通り「女坂」は勾配が緩やかで距離が長く、
男坂」は勾配が急で距離が短いとのこと。

今回は女坂を選んで歩き始めました。
初心者登山の本に書いてあったので、歩幅は短く、
のんびり歩くことに。

自然の中の段差は色々な幅があるので、
無理に足を上げようとすると疲れるなーと
すぐに理解。
なるべくちょこまか歩くようにしました。

しかし…女坂なのに結構な坂だよ!!
男坂とか無理だろ…。と思いつつ
ふーふーしながら進むこと30分弱。


結構な坂はこんな感じ。

中腹の阿夫利神社下社に到着しました。
下社の前でちょっと休憩。
すでに結構上がってきたようで、曇りながらも
遠く相模湾と江の島がうっすらと見えました。
おおー。登山っぽいぞ。


しかし写真ではかなり白いー。

少しだけ休憩して、再出発。
登山道の前には木造りの門があり、
門をくぐるといきなり急な石段の階段が。
おおお。いきなりハード。

階段を上りきったら、本格的に登山道が
始まります。



大きな岩がごろごろするような道と、
少し滑りやすい土の道が混在しており、
だんだんと天気が悪くなってくる中
せっせと三人で登りました。

母がペースが遅くてごめんねーと気にしてましたが、
いやいや、登山初心者にはお母さんのペースで
ちょうどいいです…!



時々開けた場所で休息をとりつつ、
かなり人が多いので後ろから来た早いグループに
追い抜いてもらったりしながら、1時間45分くらいかかって
山頂に到着しました。

しかし最後の頃は山が雲の中に入ってしまっているらしく、
雨ではないものの、雲の水蒸気が樹々にぶつかって
しずくがバタバタと落ちてきて、ちょっと雨のような様子に。

せっかくの山頂、残念ながら真っ白で何も見えず。
でも結構な急坂もクリアしての到着だったので、
とても嬉しく。

山頂には沢山、木のベンチがあったので、
空いているベンチでお昼ご飯にしました。

しかし…汗が冷えて寒くなってきたー。
寒いかなと思って、寒さに備えた装備をしてきましたが、
予想以上に山頂は寒く。

バーナーでお湯を沸かせたので、
熱いお茶と、フリーズドライのカレーピラフや
エビピラフを作って食べました。
しかし寒い。これ、食べ物が暖かくなかったら
凍えていたな…。
さらに母が重いのに美味しい中華おこわ
おにぎりを持って来てくれていて、
とても美味しく。

山頂があまりに寒かったので、お昼をパパッと食べて
ささっと下山準備。下りは雷ノ峰尾根コースにしました。


もはや幻想的に見える下山中の景色。


良い苔具合。

しずくが落ちてきて濡れそうなので、しっかり
レインウェアを着て下りることにしました。

そして登山というものは上りより、下りの方が
気を遣うことを理解。

特に足元が濡れて悪くなってきていたので、
滑らないように気を使いながら、
しっかりストックを使って進みます。

特に丸太が階段になっている部分が多くあり、
丸太の上が滑るのを気を付けました。
滑らないように集中して歩く必要があり、
なかなか大変。
ストックはものすごい威力を発揮してくれました。
ちょっと滑りそうになっても、しっかり支えてくれます。

ゆっくり進み、無事に途中の見晴台まで。
本当は良い景色が見えるはずの場所だけれど、
やっぱり景色は真っ白で残念。

でもベンチとテーブルがあったので、
おやつタイムに。

ランチでも大活躍のバーナー、
おやつのお茶も熱々で飲めるので、
本当に役に立つアイテム。

マグカップとパウダーのコーヒーと紅茶などを
持参するだけで、優雅なお茶が楽しめました。
おやつは持参したチョコやお菓子など。
温まってから再出発。

午後になったら、天気が悪いのも相まって、
まだ午後三時前だというのにすっかり辺りが暗く、
山は暗くなるのが早いという意味を体感。
山影に入ってしまうと、まだ日が高くても
一気に暗くなるのだなー。
これはちょっとしたトラブルでもあったら、
ヘッドライトがなければ立ち往生かも。
どんな登山にもちゃんとヘッドライトを持参するべき
という話を理解しました。

阿夫利神社下社に到着し、ほっと一息。
かなり頑張ったので、帰りは無理せずに
ケーブルカーに乗りました。


疲れたー!

せっかくなので日帰り温泉に立ち寄って
帰ろうということで「湯花楽秦野」に向かいました。
みんなでのんびりお風呂。
疲れた体に気持ち良い~。

のんびりした道で母を送り、途中の藍屋
楽しくごはんなど食べて帰宅しました。

能動的にはほぼ初めての登山。
はたしてどこまで登れるのかと心配でしたが、
想像以上に楽しく、また季節の良い時に
色々な山に挑戦してみたくなりました。

しかし荷物を減らすためにカメラを
持って行かなかったので、ブログ的には
ちょっと寂しい記事…次回は頑張って
もう少し写真を撮りたいなと思います。